小潮ノ月

SD(ボークス社)に関するブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

笠松、生きる

(1562)永禄五年  笠松、生きる
由貴と向田重六、滝山衆次席の山角左門之助、作蔵、りゅう、それに笠松が、城の一室に集った。
笠松は土と汗で汚れた体を水で流し、こざっぱりとした顔を向けていた。

..そうすると、始めは書置きを残して自殺、と見せかけた殺しということやね。
となれば、犯人は店の中にいる人物やな。
札入れを落したひと。
女将さんと親しく話の出来る男。
じゃあ、笠松はんは、当分ここにいたらよろし。
松山の上州屋には使いを出しておくけんね。
番頭さんは、五人?
身内は?
兄さんが筆頭で弟はんが五番番頭か。
あとその外に、頻繁に女将さんと会ってた人はおりますのんか?
心当りないんか。
ふふ-ん、そうか-。
大体こういう時は一番得する人が下手人や、ってのが定番やけどな。
あ、向田様、その文は何やろか。
なんか知れへんけど、ぎこちない文章やな。
字が上手な割には、書いてある意味がとんちんかんやわ。

これは多分、密書ですな。

へえ、これが。

うむ、原理は簡単じゃて。
草書じゃないのが、曲者じゃな。
あらかじめ桂馬飛びとか、三・四抜き、五とか決めてそこに本意の字を当て、残りは適当な字を埋める、じゃな。
それでも、生半可では読めぬでのう。
作蔵、これをお主の頭に届けて、何所の諜者がよく使うのか調べてくれぬか。

へえ、確かに。
お預り致しやす。

御方様、何か。

いえ、ね。
こちらと真田と。
草同士仲良うできんもんやろか、と。
ふと思うたんどす。
あ、笠松はん。
うちら明日からここいら辺の村々を廻りますよって、一緒に来てんか。
あんたはん、何やら面白そうなお人やしな。
ここいら辺、詳しいんやろ?
そんなら、うちも好都合や。

--------------------------------

えー、この度お引越しすることになりました。
なので、しばらくの間お休みします。
何分、PC設定とかは苦手ですので、いつまでかかるかは皆目わかりません。
何卒よしなに願います。

  すえ

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

  • 2014/07/12(土) 10:47:17 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://h2211g3n.blog136.fc2.com/tb.php/299-bb486944
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。