小潮ノ月

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笠松、生きる

(1561)永禄四年  笠松、生きる
あんさん。
生れは難波あたりやの?

いえ、江戸の近くでございますんやけど。
ここに来る前にお世話頂いたお寺に、来てはった人から難波の話し方習うたんや。
商売やったら難波が一番や、言うてたさかいに。

そうか?
あては近江や思うけどな。
( 変った子やな ..けど、おもろいわ )

娘のりょうに構ってくれていた笠松を、女将のもとは目を細めて見送った。
ゆくゆくは、りょうと一緒に店を継ぐなり暖簾分けさせたりしたいと、ふと思ったのだった。
こんな事を考えるのも、夫を亡くした寂しさから、なのかも知れない。
夫の亀吉は半年ほど前に常陸へ商売に向い、その帰りに賊に襲われ命を落していた。

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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