小潮ノ月

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笠松、生きる

(1562)永禄五年  笠松、生きる
由貴、我な、城貰ったで。

へえ。
それは御目出度うさんどす。
ようございましたなあ。

御父上がな、氏規兄ど我さ、そろそろいがべ、てな。
兄上あ高坂城、我、菅谷城だお。
二つ共、松山城を守る城だったってな。
割と近い所だお。
そごでだ。
汝、暫く此所さ居て貰いてんだどもよ。
兄上も当分一人で居るってらし、我もそれが良いど思う。

え、なんでやの?
昔から夫婦は一緒言うのん決りやおへんのか?

そごだね。
そごあな。
松山城だば最前線だして、大した危ねんだ。
上杉の残党がら土豪がら武田がら、それに越後の政虎も出で来る気配だしな。
我、汝ば亡くしたぐねのす。
赤子もまだ小っちぇべさ。
此所だばまんず命なくす事だば無えして。
もう少し此所さいねが。
な?

旦那様。
いざという時でも惚れた女子の一人や二人、抱えてもどうしても逃出せますやろ?
それ位の甲斐性は無い方が可笑し思いますえ。

( 悪いったって、我、汝さ惚れた覚え無えど。我が何言っても付いで来る気でらな ..)

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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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