小潮ノ月

SD(ボークス社)に関するブログ

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川中島

(1561)永禄四年 川中島 
旦那様が、逝ってしまわれた。
うちを残して、逝ってしまわれた..どないして?
.どないしてやの!?

もう、あの逞しい腕でうちのこと、抱いてくれはらしまへんのやろか?

うちのこの体、熱くさせてくれへんのか?
ああ。

あのひとが、遠くに行ってしもた。
あの人はもう、帰ってきてはくれへんのやろなあ。
うちを抱いてはくれへんのやろな。
もう、二度と ..

幸広様が逝ってから、もう何日たったんやろ。
ううん、そないなこと、どうでもいいやん。
寂しいやんか。
旦那様の、いけず。
どないしてくれるの?
貴方様がおらんようなら、うち、もう生きていとうない。
早よ、帰ってきて。
ね。
ねえ、早よう ..

お願い、やから。

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槻乃はまだ、寝ついてるんか?

ああ、貴方、お帰りやす。
ええ、もう。
だんだんと痩せ細うてしもうて。
この前来てくれた薬師はんの話やけど、このままだともう良くて一月もつかどうかやて。

ううーむ、どないしょ。
どないしょ言うても、どもならんしな。
ああ。

ゆめはんから特別に拵えた丸薬貰うて飲ませてますけど、本人がああですやろ?
いつまで持つのやら ..

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テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

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