小潮ノ月

SD(ボークス社)に関するブログ

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寒霞 

寒霞  
天文二十二年(1553)  



春の息吹が何度か通り過ぎた日の朝、陽那は傍らに一人の少女を座らせ、子らに紹介した。
場所はいつもの大広間である。

この子が真菜や。
皆、仲良うにな。

皆様、真菜と申します。
よろしうお頼み申します。

真菜は幾分引きつった声で言うと、両手を膝の前に揃えぺこりと頭を下げた。

真菜、今日はとりあえず後ろの方に座ってんか。
華那、真菜の事、ようよう面倒みてやってや。

〈 あはは、三姉妹が ししまい になったわ 〉

〈 真菜はんて、年格好やら・・随分華那に似とりますんやなあ 〉

これから女子はここで長刀の稽古、男子は庭で十四郎殿に相手してもらように。
ええな。

― ― 了 ― ― 

テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

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